コラーゲンは摂取しても意味ない?あなたの知らないコラーゲンの真実

コラーゲン
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コラーゲンには、シワがなくなったり、肌のハリを戻したりなどの美容効果、アンチエイジング効果があるイメージを持つかた、たくさんいらっしゃるかと思います。

ここで、断言しておくと、コラーゲンによる美容効果は食品安全委員会によると、その有効性は確立されていないのです!

そもそもコラーゲンとして売られているものは、ただの「ゼラチン」である場合が多いです。

あなたも知らず知らずのうちに、「ゼラチン」に、高額な金額を払っている可能性があります・・・

この記事では

  • コラーゲンの効果・栄養価
  • コラーゲンは摂取しても意味ないのか?
  • コラーゲンを摂取した場合起きる体内での現象
  • コラーゲンを摂るよりオススメしたいもの

について、知ることができます♪

それではまず、コラーゲンの効果について解説します。

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コラーゲンの効果と栄養価について

コラーゲンの効果と栄養価について、知りましょう!

コラーゲンの効果について

 

コラーゲンは、血管や、皮膚、歯、腱などの組織に存在している、繊維状のタンパク質のことを指し、私たちの身体を構成している全タンパク質の約30%を占めています。

主に、皮膚や骨、軟骨に存在し、その他に血管や内臓といった、全身に広く分布しています。

皮膚や腱・軟骨などを構成する繊維状のたんぱく質で、人体のたんぱく質全体の約30%を占める。ゼラチンの原料としても知られる。

引用:コラーゲン | e-ヘルスネット(厚生労働省)

コラーゲンと言ったら、やはりあの弾力性ですよね!

あの弾力性はどのようにできているのかというと、コラーゲンは「3本からなる鎖」のようなもので構成されており、それらがお互いに巻き付き、とても頑丈な三重らせん構造を形成しているのです♪

この構造が、弾力のある血管や、きめ細やかなお肌、更には丈夫な骨を形成してくれているのです。

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コラーゲンの栄養価について

 

コラーゲンを構成しているアミノ酸は、非必須アミノ酸がほとんどなため、栄養価的な価値はほとんどありません

栄養価としての価値は低いのですが、その他の食品成分にはほとんどみられない

  • ヒドロキシプロリン
  • ヒドロキシリジン

のようなアミノ酸を含んでいます。

これらの成分は、ビタミンCと一緒にコラーゲン繊維の構造を安定化してくれる役割があります♪

コラーゲンは摂取しても意味ないのか?

果たしてコラーゲンは摂取しても意味ないのか?

コラーゲンとして売られているほとんどは「ゼラチン」です。

そして、皆さんが一番勘違いしている部分、それは

摂取したコラーゲンがそのまま直接体内に吸収され増える!

と思っている事です。

結論から言うと、コラーゲンを摂取したからといって、直接体内に吸収され、コラーゲンが増えるわけではありません。

そして、化粧品でよく、美容成分に、ヒアルロン酸、コラーゲンと書かれたクリームがあると思いますが、これらの成分は、お肌からは全く浸透しません!

むしろ、肌にダメージを与えている可能性があります。

順を追って解説しますね!

売られているコラーゲンの正体とは

 

一般的にコラーゲンとして売られている商品は実はただのゼラチンです。

もしかしたら、皆さんもただのゼラチンをコラーゲンと思い込んで、高値で買っているかもしれません!

あなたは、コラーゲンがどのようにして「ゼラチン」になるかご存知でしょうか?

コラーゲンは熱を加えると、ゼラチンになります。

例えば、美容に良いと言われている「コラーゲンボール」を、鍋料理で食べるのは、ゼラチンの塊を食べているのと同じです・・・

コラーゲンはそのまま吸収されない

 

コラーゲンを摂取したからといって、直接身体に吸収され、肌のコラーゲンになるわけではないのです。

まず、コラーゲンを摂取すると、分解されて、体内コラーゲンを生成するのに必要な、アミノ酸になります。

そのアミノ酸が再合成され、体内コラーゲンになるのです。

コラーゲン
分解必要な成分がビタミンB6
アミノ酸
再合成必要な成分がビタミンC
体内コラーゲン

このようなことが、体内で起き、皆さんの体の一部になっていくのです。

このことからもわかるように、コラーゲンを摂取しても他のタンパク質と同様、消化酵素によって、上記の様に分解されるため、高額なコラーゲン入りサプリメントなどを購入したところで、効果は他のタンパク質と何ら変わらないということです。

コラーゲン入りのサプリメントを購入するより、ビタミンCやビタミンB6などのビタミン剤を摂取する方がまだ効果はあるでしょう!

コラーゲンはお肌に塗っても意味ない

よく、化粧品で美容成分にコラーゲンや、ヒアルロン酸などが書かれているクリームなどがありますが、これらに限らずどんな美容成分はお肌からはほとんど浸透しないため、全く意味がないのです。

その理由は、分子量にあります。

肌には、外敵から守る役割を持つ角層というのが存在します。

この角層は、相当小さな分子量でなければ通り抜けることはできません!

角層を摂り抜けれるおよその分子量が約500と言われています。

しかし

  • コラーゲン=分子量30万前後
  • ヒアルロン酸=100万前後

と言われていて、とてもじゃないですが角層を通り抜ける事はできません・・・

つまり、ヒアルロン酸やコラーゲンを肌に塗って浸透させることは不可能なのです。

しかも、コラーゲン=ゼラチンは肌に塗ると、細菌が繁殖してしまいます!

なので、防腐剤などを混ぜて販売していることが多いのですね。

そうなると、お肌に悪いのは当然でしょう・・・

したがって、コラーゲンを肌に塗っても意味がないということです。

コラーゲンを摂取した場合に体内で起こる現象

コラーゲンを摂取したら、体内でどのような変化が起きているのでしょうか?

詳しく見ていきましょう!

コラーゲンを摂取して肌の調子が良くなった人

しかし中には実際にコラーゲンを摂取して肌の状態が良くなったり関節痛が良くなったと言う人もいると思います。

これはなぜでしょうか?

人間の上や爪や皮膚など、人の見た目を左右するものの多くは、タンパク質で構成されているのです。

そしてそのタンパク質の3分の1がコラーゲンなんです!

上記で説明した通り

コラーゲン
分解必要な成分がビタミンB6
アミノ酸
再合成必要な成分がビタミンC
体内コラーゲン

このように、体内でコラーゲンが再合成されます。

コラーゲンのおかげというよりは、タンパク質のおかげと言った方が正しいですね。

コラーゲンを摂るよりオススメしたいもの

プロテインを手渡そうとする男性

ここで私が言いたいのは、わざわざ高いお金を払ってコラーゲンのサプリメント何かを買うよりも、プロテインや、ビタミン剤を飲んでいる方が安上がりで、効果があると言うことです。

プロテインパウダーや、EAAというアミノ酸サプリメント、食事からは魚や鶏肉を食べていれば充分コラーゲンは摂取できます!

コラーゲンが多く含まれている食品

  • 手羽
  • フカヒレ
  • 牛すじ
  • 鶏皮

など

こういった食品には、コラーゲンが多めに含まれています!

まとめ

 

今回は、コラーゲンを摂取してもあまり意味はないのか?について、ピックアップしました!

お店など、市販で売られているコラーゲンと名の付く商品のほとんどが、「ゼラチン」だということ。

そして、流行りの「コラーゲンボール」を鍋で、食べても、コラーゲンは熱を加えると「ゼラチン」になるので、ゼラチンを食べているようなものです。

さらに、コラーゲン自体に美容成分はほとんどなく、コラーゲンの元である、タンパク質が、肌の調子を良くしているだけです。

もともと、タンパク質の3分の1がコラーゲンですから・・・

そのため、高価なコラーゲン入りサプリメントを買うより、プロテインや、EAAというアミノ酸のサプリメントや、ビタミン剤を購入した方がはるかに安上がりで、効率よく摂取できるという事を頭に入れておきましょう!

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ここまで読んで頂きありがとうございました!

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