みなさんは不安症という心の病気をご存知でしょうか?
心の病気の中では、潜在的な患者数が1番多いと言われています。
なかなか自分では病気と思っておらず、気付かない人が多いので、すべての方にこの記事を読んでもらいたいと思っています。
この記事では
- 不安症について
- 適切な治療のやり方
- なぜ不安症を引き起こすのか
について知ることができます♪
まずは、不安症とはどんな症状なのかについて、解説していきます!
不安症は潜在的な患者数が多い心の病気
人間、誰でも不安になることはよくありますが、日常生活に支障がなければ、問題ありませんよね。
ところが、必要以上に不安や恐怖心が高じてしまい、日常生活にも支障をきたすようになることがあります・・・
これを、不安症(不安障害)といいます。
大勢の人の前で話すときや大事な試験のとき、緊張して汗をかいたり、心臓がドキドキしたりするのは当たり前の反応です。でも心配や不安が過度になりすぎて、日常生活に影響が出ていたら、それは不安障害かもしれません。
自分では病気とは思っておらず、気付かない人が多いのですが、心の病気のなかで最も潜在的な患者数が多いと言われています!
この症状については、本人だけでなく、周囲にいる家族や職場の人たちも、不安症という病気を良く知っておく必要があります。
この2つについて解説します。
【不安症】パニック症
パニック症は、不安や恐怖感が高じて
- 動悸
- めまい
- 発作
- 息苦しさ
などの症状が現れるパニック発作が突然起こります。
【不安症】社交不安症
社交不安症は、一般に広く知られている対人恐怖症と、ほぼ同じものです。
- 人前で話をする
- 会食をする
- 知らない人に話しかける
といった、人とかかわるほとんどの場面で、不安や恐怖を感じてしまいます・・・
それと同時に
- 赤面
- 身体や声の震え
- 硬直
- 発汗
などの身体の症状も現れてきます。
社交不安症がある人の大半は、子供の頃からこのような悩みを抱えていることが多いです。
不安症は適切な治療が大切
不安症の症状は誰もが経験するありふれたもので、医療機関を受診しても身体の異常はみつからないため、本人も周囲の人も、”気のせい””気にし過ぎ””性格的なもの”と、思ってしまう事が多いのです・・・
不安症は病気の1つで、治療によって症状が改善するものだと理解する事が大切です!
不安症を放っておくと、アルコール依存症やうつ病などに繋がる事もあるのです。
不安症が疑われる場合は、精神科や心療内科を受診し、正しい診断と治療を受けましょう!
ネガティブな認知が不安症を引き起こす
不安症には
- 電車に乗っている時に動悸や息苦しさを感じた
- 会議で話している時に赤面し、声が震えてしまった
というような、きっかけになる出来事があります。
こういった出来事に対して、過剰に不安や恐怖を引き起こしてしまう考え方を、ネガティブな認知と言います!
「きっとひどいことが起こる」と考えることにより、不安や恐怖感が高まり、身体にも反応が起こります。
治療には、不安や恐怖感を和らげる薬が使われることもありますが、根本的な改善には、認知行動療法が有効です♪
不安症の認知行動療法には、セラピストなどの専門家と一緒に、不安や恐怖の対象となるでき事に少しづつ慣れる方法や、自分の様子を録画して自分の言動を確認する方法などがあります。
腹式呼吸や筋弛緩法、自律訓練法などのリラックス法や、ヨガ、音楽鑑賞やアロマテラピーなどでストレスを解消する事も不安や恐怖感を和らげるのに効果的ですよ!
不安症についての相談窓口
不安症について相談窓口、全都道府県+政令指定都市に設置されている精神保健福祉センターへの連絡先を記載しています。
1人で悩まず、まずは電話をして、相談しましょう。
まとめ
今回は、不安症とは何なのか、についてピックアップしました!
誰にでもなる可能性がある、心の病気ですが、ストレスも大きくかかわっているのがわかったと思います。
現代社会に生きる我々は、ストレスがどうしても溜まりがちです・・・
発散できる人は大丈夫でしょうが、発散できない人も中にはたくさんいらっしゃいます。
そういった方は心の病気になる可能性が高い傾向がありますので、先ほどご紹介した、リラックス法などで、不安や恐怖感を和らげると良いでしょう♪
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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